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ロボと呼ばれて・・・

芝居が堅い、体が硬い。
演出担当のスタッフから絞りに絞られ、稽古開始から1ヶ月弱で体重が2キロ減りました。
フェイスラインがシャープだと指摘されたので、「これで男前に・・・」と思ったら
甘かった。

周りからあだ名をつけられてしまいました。

「ロボ」
=ロボット

体の動きと台詞がバラバラ。
まるでロボットみたいだからです。

ガーン!
ですが、その通り!

「台詞のない時は素に戻っている」

ガーン!その通り!
手痛い指摘を受けて正直、かなりへこみましたが、
このままではみんなの足を引っ張ることになります。
そこで、舞台経験者や唄や踊りの上手な人をひたすら観察して、真似ることにしました。

107のギャップ

チームワーク ダンス

107名の中には僕のような初挑戦の素人組もいれば、
唄やダンスに慣れ親しんできた、なんでも上手にこなすつわものもいます。
加えてバックグラウンドも様々、力量、経験もまちまちですから、
ひとつにまとまるのは至難の業。
当然のことながら、順調に行くときばかりとは限りません。
気持ちの行き違いもあり、

「芝居をなめるな!」
「できないと甘えるな!」

稽古場でこんな声が飛び交うこともざらでした。

しかし、表現の差こそあれ、

「舞台を成功させたい」
「観にきた人に感動を与えたい」

みんなの想いはひとつです。

この大所帯では、単に気を遣うだけ、表面的な付き合いだけで済ませようとするのでは
100日はとても乗り切れませんし、本番を迎えることはできません。

僕は気持ちを切り替えました。
まず、遠慮を捨て、1/107としてこのチームに責任を持つことに気持ちをシフト。
支える一員として貢献しようと、恐れず、何度ともなく仲間とぶつかりました。
こんな経験は学生時以来ですし、バックグラウンドの違う者同士がぶつかる中に
自分がいることも新鮮でした。
衝突を恐れなくなったお陰で、まず仲間を信頼できるようになって、
芝居により集中できるようになりました。

国境警備隊員役は僕のほかに2人居ますが、
仲間は自分の姿を映す鏡です。
他の2人の動きもよく見えるようになりました。

「チームワークが楽しい」心底そう感じられるようになり、
「早く、みなさんにお見せしたい」と幕の上がる日が待ち遠しくなりました。

チームの結束が強まるのと同時にみんなのモチベーションも高まり、
公演初日を迎えました。

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