アルファビートHPでは見た目制御と、お問い合わせフォーム、セミナー申込みフォーム、メールマガジン登録/配信停止ページに、JavaScriptを使用しています。
フォームページ、メルマガページは有効の状態でないと、ボタンが機能いたしませんのでご注意ください。
見た目に関しましては、無効の状態でもご覧いただけます。

トップ »  法人のみなさま  »  コラム「Change&Challenge」~変革と挑戦~  » No.2『大人をしつける時代に...』
Energy連動コラム Change&Challenge No.2 大人をしつける時代に.../矢野里枝

ある新人の話

「そんなことをしたら上司に叱られます」
???
「そんなことしたら、お母さんに叱られちゃう」ならまだしも、です。

友人の書家から聞いた話です。
その人は神職に就いたばかりの新人に書を教えています。
新しい環境、未知のものとの出会い、緊張、研修期間は気苦労も多く、疲れるもの。 ついうとうとする新人の姿があり、ある日の授業中、友人はこう諭しました。
「教室を出て、少し寝てきてはどうですか」
「そんなことをしたら上司に怒られます」
新人からはこんな声が上がったそうです。

しかし、友人は続けます。
「ここは義務教育の場ではありませんし、みなさんは立派な大人です。 私は大人に教えています。 外へ出て少し目を閉じて、それで頭がすっきりして、スムーズに学べるなら、 我慢することはありません。
ちゃんと学ぶ為に外へ出て眠って何がいけないのでしょう。 大人なのですから、善し悪しはわかるはずです。」

とは言われても、その通りにすれば思い浮かぶ、上司の怒った顔。
「そこまで言わせて、先生に申し訳ないな」とそこまでの想像はできない世代です。

それぞれの立場における責任

プロとしてしっかり教えるという責を担う先生、 対して、身につけるという責を負う自分。 相手も自分も大人。つまり、対等です。 自分が立派な大人である、という感覚がそもそもないのです。
しかも、お金をいただいて仕事をするために奉職したというのに 心はまだ学生なのです。覚悟が決まっていないといってもいいでしょう。

友はそこを諭したつもりでしたが、この最中にも必死に居眠りをこらえる新人の姿があったそうです。

さぼるもよし、学ぶもよし。 大人として善悪を判断すればいいのです。 上司には部下を育てる責任があるから「寝るな!」と怒るわけです。 そこにも想像は及びません。

友はそこを諭したつもりでしたが、この最中にも必死に居眠りをこらえる新人の姿があったそうです。

大人をしつける時代?!

大人にもしつけが必要な時代です。

これから社会に出るのは、いわゆる"ゆとり教育世代"で 学級崩壊の只中で小・中・高と過ごしてきた子どもたちです。
社会化のための「しつけ」はなっていないといわれる世代です。
家庭では親と子は友だち関係に陥り、子どもの中にあるべき、 親の威厳が薄れていますし、 中には、子どものしつけにちゃんと取り組まない、 もっと言うと、怠ってきた親も少なくないでしょう。

重要なことはすべて親が決めてしまい、自分の人生を自分で決める、 というトレーニングを受けていません。
ですから、物事を自分で判断できない、ひいては自分のことすら決められなくなるのです。
日本を代表する企業に就職する大学生にも、同様の傾向が見られます。

態度教育と人生プラン

企業様からも「態度教育をして欲しい」というご要望は頻繁にいただきます。 遅ればせながら、教えていくしかありません。

アルファビートの研修では参加されるみなさまにこう問います。
「あなたはどのような人生を送りたいと思っていますか?」
「今から10年後、どのような人でいたいですか?」
そして、人生プランを考えていただきます。 自力で考えて決める、選ぶ、すべて大人の責任として、です。

そこから始まるのですから。

矢野里枝プロフィール

矢野里枝 やの

矢野里枝(やの・りえ)
インストラクショナルデザイナー。
人の成長とキャリア形成に強い関心を持ち、通信教育会社、大手人材派遣会社で 人材育成のための教材開発、起業家セミナー、教育事業開発プロジェクトを担当。
2003年からアルファビートに参画し、リーチングのカリキュラム開発や 教材制作の責任者として数多くの企業研修カリキュラム設計や教材開発に携わる。
現在は、同社が開発したキャリア教育ツール 「ドリームツリー」出前授業で講師も務める。

このページの先頭へ

コラム「Change&Challenge」~変革と挑戦~

自社オリジナルの教育コンテンツを作ってみませんか?

リーチング