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研修開発パートナー事例として、貴重なご意見と有難いお言葉をご紹介してまいります。
平成21年度『新任役付者研修』プログラム開発のパートナーとして協働させていただいた、 三菱東京UFJ銀行の江口様と森様にお話を伺いました。

Q.まず、研修プログラム開発に至る経緯を教えて下さい
新任役付者は、言わば、"選ばれし者"です。
それまで「○○さん」と呼ばれていた人が、「○○代理」、「○○調査役」となる。
肩書きがつきますから、対外対内にわたり、今までとの違いがわかりやすくなります。
しかし、特に総合職の場合、部下がつくわけではありませんから、
よほど意識をしていないと今までの延長線上の意識になってしまう。
当行としては、新しく役付者になった人たちには
明確に役付者として意識をして業務に取り組んでもらいたい。
その私たちの想いを改めてきちんと伝えたいというのが研修プログラム開発
に至った経緯です。
ただし、伝えるといっても工夫が必要です。
「当行はこんなことを考えています」というだけでは不十分。 一方的な座学のみでは、理解はしても、それを基に行動しようという 意識も芽生えないでしょうし、研修を受けて終わりとなってしまいますから。
Q.今回の研修に込めた想いは?
ひとつは『役付者は自分と、自分に関わるすべての人に好影響を与えられるように
ならなければいけない』ということを、新任役付者同士で話し合うことによって
気づいて欲しいということ。
もうひとつは、今後、自分はどうあるべきか?ということをキャリア論とセットで考え、
それによって「あるべき役付者像」を明確に持ち、
そのためのより具体的な行動計画を策定して欲しい、ということです。
Q.メインテーマに掲げている『人間力を高める』についてお聞かせ下さい
MUFGという企業グループは13万人の職員を抱えています。
日本に大きな影響力を持ち、社会的責任を重く感じなくてはいけない民間企業です。
『社会に対して、良い働きかけをして、結果、収益につながる』
How toで収益を求めるのではなくて、
人間力を高めて、良い考えを持って、正しい行動をする。
それがお客様や関わる方々にいい影響を与える。結果収益に戻ってくるという
図式をつくらなくてはいけません。
一方で例えば不祥事を起こした場合、それだけ扱いも大きくなりますし、 かなりのインパクトを持って受け止められます。 10万人を超える職員がいることを考えると、不測の事態は即ち、 払拭できないイメージがついてしまうことを意味します。 不祥事ひとつでブランド価値はあっという間に毀損します。 それを自覚して対応していくために、 "人間を鍛えていかなくてはいけない"との観点から、『人間力を高める』 ということにおいて、熱く取り組む姿勢は浸透していると考えておりますし、 それがブランドイメージを高め、維持することにつながると確信しております。
Q.アルファビートを研修開発パートナーに選んだ理由をお聞かせ下さい
御社は、研修をパッケージ化されているというよりは、 弊行の都合に合わせてカスタムメイドしていただいたという印象があります。 柔軟にご対応いただきましたし、こちらの担当者が知らないことにも 知見があってクイックレスポンスでご対応いただきました。 特に今回はスケジュールも切迫していて、果たしてこれできるだろうかと 不安でしたが、完璧に対応いただいて感謝しております。
さらに、これまでの発想ではなかった講演の講師を紹介してくださったり、 思いもつかない考え方を提示してくださるというサプライズも嬉しいところです。 仮にその回は該当しなかったとしても無駄にならない。 そこから違うロジックを構築できるのです。 何事にも言えることですが、こういうことに正解はありません。 でも、ある程度のプロセスを経ないと出ないロジックはあるものです。 それに出会わせていただいて感謝しております。 また、「気づき」という部分でも刺激をいただいております。

問えば必ず何かを返してもらえるという感じがあります。
こちらから何かを出せば、さらにそのイメージを鮮明にして返してもらえる
ということを普段のディスカッションの中で感じました。
話すたびに頭の中がクリアになっていく感覚があって、
特に研修とは縁のない部署からきたものが担当者になった場合など、
このスタンスは大変に有効だと思います。
実際、他の研修会社から「御社に必要なものは?」と訊かれて閉口することもありましたが、
アルファビートさんなら2つ3つを提案してくれる。
これは大きいです。
これまでを振り返って今後につなげるという意味でドリームツリーは効果大。
"信念をより明確にできる"というのが印象的でした。
信念は言葉こそ違うものの、どうしても似通ったものになってしまうものですが、
ドリームツリーのコンセプトを取っ掛かりにして「役付者のミッションとは?」を
構築することができました。
フィードバックもいただけて有難かったですね。
それに落ち着いて取り組んでいただけるところがいい。時間の制約がある中でも
慌てることなくやっていただけて、安心でした。
Q.受講生の評価と改善点は?
対象人数も多いのでうまくいかなかったらと思うと、確かに最初は不安でしたが 今回の研修は成功と考えていいと思います。
弊行の職員の気質傾向を考えると、本質的なことを考える時間がなかなかない中で、 一生懸命の軸を自分に向けられたということで良い反応がありました。 ですから、結果は予想以上だったと言えます。
まず、役付者には「おめでとう」という気持ちを大切にしているし、 「頼りにしている」ということ。さらには「この層にかかっている」 ということを様々なポイントで発信できましたし、 しっかり伝えることができたことも成果です。

改善点というと、弊行側の問題として、やはり中身が盛りだくさんすぎるということです。 ファシリテーションにしても、ファシリテーター役が忙しい中でやっているので 中身を理解する時間が決して十分にあるわけではありません。 しかも、人によって伝わり方が違いますから、この研修に限らず、 ファシリテーションはもう少し細かく丁寧にやっていかないとと思います。
受講者からの声としてはまず、「眠くならなかったし、参加しているという実感を持てた」 という声が上がりましたし、アンケートに「当行で働いている人の意識が高いことを 再認識した」という行もありました。 研修の最後に今後の行動計画をプレゼンしたのですが、 「日常の行動を変える」という内容が多かったのが特に良いと思います。
同じような立場の人が話し合った場合、当然、一致する点、相違する点が出てきます。 この会社を、仲間とともにどのように作っていくのか、 一人ひとりがいかに人間力を高めるかということと同時に、みんなで人間力を高めていく という気運が見られたのが収穫でした。
講師から受け身で学ぶのではなくて、考えて、みんなで話し合って、 最後に自分なりの意見をまとめていくという手法は、 立て付けを変えれば全階層に使えますね。
さらに改善点といえば、
継続していった場合、ファシリテーターの新鮮味をいかに保つかということです。
続けるうちに変わっていくことは必然ですが、
変える部分は変え、残すものをいかに残すか。そこがこれから考える点です。
無理やり出そうと思えば改善点は出ますが、
短期間で煮詰まらずにやれたという意味では300点くらい差し上げられます。














