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「真面目とはね、君、真剣勝負の意味だよ。」(2010年5・6月号)
「虞美人草」より抜粋 夏目漱石全集<4> ちくま文庫 筑摩書房
夏目漱石
1867年-1916年 小説家

どうも『真面目』という言葉を
ネガティブに捉える風潮があるように思えます。

言われたこと通りに物事をこなす。
規律に従って動く
そういった、どこか主体的ではないという
イメージがあるからでしょうか?

真面目(まじめ)を辞書で調べると、
「真剣であること。本気であること。誠意のこもっていること。誠実であること」とあります。

"君もこの際一度真面目になれ。"

胸を張れるほどの、
腹がすわるほどの、
本気に気づくほどの
真面目さを発揮したことがありますか?

本気で考え、力を出し切る。

ためらわず、
"頭の中を遺憾なく世の中へ敲きつけて"ください。
それも「真面目」に...主体的に動くことは、まさに「真剣勝負」です。

"真面目になれるほど、自信力の出る事はない。
真面目になれるほど、腰が据る事はない。
真面目になれるほど、精神の存在を自覚する事はない。...
やっつける意味だよ。
やっつけなくっちゃいられない意味だよ。...
人間全体が活動する意味だよ。口が巧者に働いたり、
手が小器用に働いたりするのは、いくら働いたって真面目じゃない。
頭の中を遺憾なく世の中へ敲きつけて始めて真面目になった気持になる。...
君もこの際一度真面目になれ。
人|一人真面目になると当人が助かるばかりじゃない。
世の中が助かる。"
「虞美人草」より抜粋

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